2006年10月28日

通天閣と東京タワー

 今日、10月28日は大阪のシンボル、通天閣が再建されて50年ということで、地元、大阪では、TVや新聞で特別番組や特集記事で賑わっています。
私もそうでしたが、大阪を良く知らない人でも、通天閣は知っているか、少なくとも耳にしたことはあるでしょう。

 私は、大阪に来てすぐ、通天閣に行きましたが、これだけ有名な建物なのだから、通天閣前など、通天閣にちなんだ駅名があるに違いないと思い込んでいたので、大阪の地図を眺めても、通天閣が一体どこにあるのかなかなかわかりませんでした。予想に反して、”通天閣前”という駅はなく、地下鉄堺筋線恵比須町という少々地味な駅が最寄駅でした。

 その恵比須町駅を降りると、徒歩3分くらいで通天閣なのですが、正直なところ思っていたより高くなく、また全体の印象もそびえたつという感じより、街の通りのど真ん中にまるで、木のようにように立っていると言う感じがしました。もっとも、行ったのが土曜の昼間だったので、ネオンが輝き始める夜に行けば、また印象が変わるのかもしれませんが。それに、大阪のシンボルなのに、なぜ松下電器シャープではなく日立のマークがついているのか不思議でしたが。

 高さ約100メートルと東京のシンボル?である、約300メートルの東京タワーよりだいぶスケールが小さいですが、東京タワーがそれ自体が1エリアのようになっているのに対し、通天閣は商店街に完全に溶け込んでいます。私は通天閣そのものより、通天閣周辺に”串揚げ屋”が異常に多いことに驚きました。本当、”串揚げ屋”だらけという感じ、一体何軒あるのか数えきれません。

 通天閣が先なのか、串揚げ屋が先なのか、通天閣串揚げ屋は何か関係があるのか? なぜ、”この周辺だけ、たこ焼屋ではなく、串揚げ屋が多いのか?”疑問はつきません。

 私は、揚げ物はあまり好きではないのですが、無数の串揚げ屋から立ち上る、食い気をそそる匂いに誘われ、午後3時という食事するのには中途半端な時間にも関わらず行列が絶えない、八重勝という店に入り、大阪に来て初めて”串揚げ”を食べました。

 ちくわの串揚げ等、関東ではまずみかけない、メニューもあったり驚きましたが、思ったより美味しくまた、キャベツ食べ放題というのが気に入りました。もちろん?ソースの二度付けはしませんでしたが・・・

 このように、通天閣は、串揚げ屋横丁ともいうべき場所にあるのです。その点、東京都港区神谷町というよく言えばオシャレ、悪く言えば気取っている街にある東京タワーと対照的です。通天閣串揚げ屋なら、東京タワーフレンチレストランといったところでしょうか。

 でも、通天閣東京タワーには共通点があります。どちらも、地元の人があまり行っていないことです。大阪の人に聞いたら、過半数の人が行っていませんでした。東京でも、東京タワーに行ったことのある人は半数以下でしょう。

 大阪は、地元意識が強い地域ということなので、通天閣には思い入れがあるのかと思っていたのですが、そうでもないようです。もしかしたら、”食い倒れの大阪”のことですから、通天閣に行く目的で来ても、串揚げ屋の匂いに誘われ、足がそちらに向いてしまうのかもしれません。 ”通天閣より串揚げ”といったところでしょうか。
 
posted by NEKO4979 at 10:01| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

本は読まない?大阪人

 大阪の通勤電車の車内風景は、関東人の多くが抱いている”車内で声高に関西弁が飛び交っている”というイメージと異なり、基本的には関東と変わりません。もし、隠しカメラで大阪の電車の車内と関東の鉄道の車内を映して、第三者に見せて、”どちらが大阪でどちらが東京の電車か”と尋ねても判別がつかないでしょう。

 ただ、決定的に違うことが一つだけあります。それは、大阪の電車では、車内で本や雑誌を読む人が極端に少ないことです。

 東京の電車だと、JR山手線地下鉄銀座線等、混雑率200%超とはっきり言って、貨物料金が相応しい混み方なのに関わらず、つり革に必死につかまり、空いた片手で新聞を器用に4つ折りして、まるで一字も逃さないと言わんばかりの形相で新聞を読んでいる人や、身長(178センチ)の私の真下で開かれているビジネス誌が私にも読まれていることに気づかない人、ファッション誌を読むというより、穴が空くぐらい眺めている若い女性等様々です。

 それに対して大阪では、電車の車内で本屋や雑誌を読む人は、数えるくらいしかいません。本はともかく、日経週刊文春といった人気雑誌さえ、読む人がいないのです。大阪の電車もラッシュアワーはそれなりに混雑しますが、東京ほどは混みませんし、座れる率も高いです。そういう意味では、大阪の方が東京より”車内の読書環境”がはるかに恵まれているにも関わらず、立っても座っても、本はあまり読まないのです。

 最初、私は”大阪は東京より通勤時間が短いから、本を読まないのではないか”という”仮説”を立てました。実際、私の職場でも通勤時間が30分前後が大半で、中には電車で10分、徒歩10分という人も居て、平均1時間弱、中には1時間半という東京と比べ、通勤時間は、だいたい半分くらいという感じです。

 私も新大阪から御堂筋線に乗り、梅田駅谷町線に乗り換えますが、乗車時間はそれぞれ、10分くらいなので、新聞だと一面を読み終えるかどうかといううちに目的地に到着してしまいます。通勤時間が短いほうが、特に慌しい朝、ゆっくりできるので気に入っていますが、その代償として読書時間が減ってしまいました。

 そんなことで、”大阪人は通勤時間が短いから本・雑誌を読まない”のだと思っていましたが、京都・大阪・神戸を結ぶ、JR西日本神戸線・京都線阪急梅田から京都・河原町といった中距離電車に乗っても、車内風景は、短距離がメインの通勤電車と変わりありませんでした。

 面白いのは、数少ない”車内読者”の大半はなぜか文庫本を読んでいて、単行本を読む人はほとんど居ないことです。
 もしかしたら、値段には敏感な大阪人のことですから、以前から読みたかった単行本が値段の安い文庫本になるまで何年も我慢していたのかもしれまぜん。

 実際、総務省発行の家計調査年報によれば、1月あたりの大阪の書籍代は東京の書籍代より2000円弱少なくなっています。幾つかの本は、この数字を引き合いに”だから大阪人は東京人より本を読まない”と決め付けていますが実態は違うようです。

 大阪では、東京と異なり、自分が購入した本や雑誌を職場や学校で回し読みする習慣があるようですし、それに”座り読み”で有名な関西発祥の大手書店”ジュンク堂”東京よりはるかに沢山あります。私も、”ジュンク堂”には良く行きますが、いつ行っても、座り読み用の座席は満席、中にはまるで指定席のように毎度、同じ席に座っている”ずうずうしい?熱心な?読書人”を見かけます。

 このように、決して大阪人本を読まないわけではないのです。正確に言うと、”本は買わない”のです。

posted by NEKO4979 at 09:56| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

阪神人気の凄まじさ

 プロ野球、セリーグは、終盤、阪神が驚異的な勝率で中日を追い上げたものの一歩及ばず、2位に終わりました。

 大阪に住んでみて、改めて阪神大阪での人気の凄まじさを感じさせられました。スポーツ紙の一面が、阪神だらけというのは以前から知っていましたが、一番驚いたのは、阪神の試合結果やチームの状況がNHKの関西地方向けローカルニュースでほぼ連日、取り上げられることです。

 関東NHKでは、関西に比べチーム数が多いということもあるのかもしれませんが、巨人・ロッテ等、関東の特定の球団に関するニュースが流れることはありませんし、巨人の親会社系列の日本テレビでさえ、ローカルニュースで、巨人のことがニュースになることはありません。

 先日、大阪梅田地下街の大型TVに沢山の人が、画面に一心不乱に見入っているので、”今日、日本代表のサッカーの試合でもあったのかな”と思って覗き込むと阪神の試合中継でした。 もし、東京で大型TVで巨人中継を流したとしても、ほとんど誰も足を止めないでしょう。

 私は、王・長島の巨人阪神だと江夏ー田淵の黄金バッテリーを知る世代の関東に多い野球=巨人派ですが、最近ではプロ野球に対する興味も薄れ、試合結果をチェックする程度です。

 関東では、全体的に巨人の低迷ということもあって、巨人戦のTVの視聴率もとうとう一桁台に低下、満員が当たり前だった東京ドームも気の毒なくらい客が入りません。それに対して、中日の優勝が決定した後にも関わらず、甲子園を超満員にできる阪神の観客動員力には驚かされます。

 阪神ー中日の首位決戦があった日、10時前に梅田地下街を歩いていた時、”真黄色の阪神のユニフォーム姿の一団”と酒場帰りとおぼしき”おっさんの集団”がすれ違った時、”おっさんの集団”がユニフォームの一団に向かって”今日、勝ったな”と声をかけ、するとユニフォームの一団が”ウオー”とメガホンを叩きながら呼応していました。阪神の人気もさることながら、このような阪神ファンの連帯意識の強さも関東ではみられないものです。

 ただ、私は今年から大阪に来たので、最下位が指定席だった"ダメ虎”時代の大阪阪神ファンの状況を知りません。

 もしかしたら、”ダメ虎”時代には、今の東京みたいに”シラー”としていたのでしょうか。でも、試合に勝ちだすと急に”巨人ファン”がどこからともなく増殖する東京に比べ、大阪は強かろうが弱かろうが阪神を応援する熱狂的なファンとその風土に支えられているので、甲子園に閑古鳥が鳴くことはないような気がします。
 
posted by NEKO4979 at 10:05| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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