2006年11月17日

阪神百貨店 午後7時40分のバトル

 私は毎日、新大阪から地下鉄御堂筋線に乗り、梅田駅で降り、日本でも有数の地下街梅田地下街を通り抜け、東梅田駅まで300メートルほど歩いて地下鉄谷町線に乗り換えています。

 その通り道の真ん中あたりに阪神百貨店があるのですが、ここの地下食料品売り場(デパ地下)は、日経流通新聞等のデパ地下ランキングで、全国で常に上位にランクされるくらいの人気があります。

 ここの売り場の特長は、とにかく通路が広いので、どんなに混んでいても、デパ地下にありがちな“肩と肩がぶつかる”ということは通常の時間ではありません。

 阪神百貨店は、平日は8時半まで営業しているのですが、7時半を過ぎてくると、いつのまにか大阪のおばちゃんを中心とした客が増え、売り場によっては満員電車並みの混雑率になり、まさに“押し合いへし合い”状態になります。

 なぜ、7時半を過ぎると混んでくるかというと、営業時間終了まで1時間を切ると、一斉に値引きをしてくるからです。その値引きも半端ではありません。もちろん?私もその時間帯を狙って?行っていますが、中身の充実した弁当類や惣菜は200円、300円引きはザラ、閉店間際だと半額ということもあります。

 最も値引きがすごいのは、ヘンゼルという阪神百貨店オリジナルのパン屋です。大のパン好きの私も大変お世話?になっていますが、連日7時40分くらいになると、奥から男性の店員がプラカードを手にして出てきて“今から食パン・サンドイッチは半額、菓子パンは値段に関わらず全て105円”と声を張り上げます。

 すると、常連?とみられる客が、値引きの号令前までに買い占めておいた?とみられる?パンを山盛りにしたお盆を手に、まるで民族大移動をするかのようにレジを目指し、ゾロゾロと移動を開始します。

 最初、この安売り事情を知らずに7時半くらいにヘンゼルに行ったとき、“どうして、お店にお客さんがたくさんいるのに、レジの前には誰もいないのだろう”と思ったものです。
 7時半くらいだとレジの前に誰もいないのに、レジからほぼ一定の距離には、お盆の上に食パンや菓子パンをあふれんばかりに乗せている客が所狭しとひしめいています。

中には食パンばかり10斤と一体誰が食べるのだろうと思う位の無数の菓子パンをのせたお盆を何も置かれていない店の棚に置き、値引きの号令があるまで、一時待機しているツワモノも見受けられます。

  このように東京で言えば、銀座や丸の内に相当する大阪の中心、梅田阪神百貨店では、連日、食料品売り場で値引きをめぐる熱い戦いがくり広げられています。東京のデパートではそもそも体面上、あまり値引きはしないですし、値引きをしても、大阪のように値引きまでに買い占めて待機するようなツワモノはいません。

 東京人も、もちろん安く買いたいという欲望はありますが、大阪人のように買い占める?ほどの熱意?と値引き時間までとことん?粘る体力・気力?そして、周囲の目を全く気にしない?ずうずうしさ?はないようです。

posted by NEKO4979 at 20:59| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

関西人とノーベル賞

 今年のノーベル賞も、受賞者が全て決まりました。文学賞候補の村上春樹氏をはじめ、日本人の候補者は何人かいたようですが、残念ながら、2002年の小柴東大教授島津製作所田中氏以来の、日本人受賞はなりませんでした。

 ノーベル賞と言えば、戦後、京都大学教授湯川秀樹氏が物理学賞を受賞し、敗戦後の日本人に希望を与えたということはよく知られています。その後も、朝永振一郎氏、福井謙一氏京大関係者の受賞が多く、”なぜ東大ではなく京大なのか?”と話題になったものです。その要因として、”京大が東大に比べ自由闊達であるから”とか諸説入り乱れましたが、真相は謎です。

 私は、最近、気分転換を兼ねて、週末、京都に行くことが多いですが、京都に足を踏み入れた途端、なぜか時間の流れがゆったりするように感じます。京都の中心を流れる鴨川や、四方を山に囲まれていたりと東京に比べ風景が変化に富み、またちょっと歩けば名所に行きあたったりと退屈しません。

 私のような凡人でさえ、京都のこの風景を眺めているだけで”ふと良いアイデアが閃く”ことがあるので、京大の優秀な科学者であれば、ノーベル賞級の閃きなど日常茶飯事でしょう。もしかしたら、京大出身者のノーベル受賞者が多い理由は、この京都の風土にあるのかもしれません。

 京大以外の関西人ノーベル賞受賞者に、文学賞川端康成氏がいます。こちらに来て初めて知ったのですが、大阪の出身ということです。

 特に好きな作家ではないのですが、「伊豆の踊り子」や「雪国」は読んだことがあります。「雪国」”国境を越えるとそこは雪国であった夜の底が白くなった”という有名な一節がありますが、私はこの表現は”豪雪地帯の出身者ではなくては浮かばない表現”だと思っていたので、川端氏が”儲かりまっかの商都大阪”出身というのはとても意外でした。

 それにしても、週末に京都に行く度に感じるのは”大阪と京都が隣の県なのに人も光景もまるで外国のように異なることです。”

「雪国」風に表現すると、”商都大阪からJR新快速で30分ほど乗るとそこは千年の都、京都であった、人の歩く早さが遅くなった”といったところでしょうか。

 また、京都に行くと、なぜか大阪に比べ時間が経つのが遅く感じます。かの有名なアインシュタイン博士は、相対性理論ノーベル物理学賞を受賞しました。その相対性理論の一つに、”光の速さに近づくと時間の流れが遅くなる”というのがありますが、”大阪から京都に来ると時間の流れが遅くなる”ことを科学的に実証???できたらノーベル賞受賞間違いなし???でしょう。
 

 
posted by NEKO4979 at 09:13| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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