2006年12月21日

東京人のための関西弁基礎講座

いらち

標準語でせっかち、短気のこと。ただ、大阪の人に言わせると“短気”と”いらち”は厳密には違うとのことですが、どう違うかはわかりません。

メッチャ 

 滅茶苦茶から派生した?言葉。標準語で“すごい”、“スゴーイ”の意。特に若い女性が、“メッチャ可愛い”、“メッチャおいしい”等“メッチャ言葉”をそれこそメッチャ連発しています。関西の特長は、メッチャがあるためか“スゴーイ”とか“すごくおいしい”とか言わないこと。大阪に来てから“スゴーイ”はほとんど聞いたことがありません。

ほんまに
 標準語で、“本当に”の意。どちらかというと、女性の 方がよく使う。

ぎょうさん
   たくさんの意。なぜか、あまり使われていないようです。

そうやんか

 そうやんかという表現をよく耳にする。標準語で“そうじゃん”に相当

おおきに 

ありがとうございますの意。個人経営の飲食店・その他商店では、ほぼ100%“おおきに”と言われるが、銀行やデパートやマクドナルド等全国展開しているチェーン店では、なぜか“おおきに”と言わず“ありがとうございます”と言っている。
   
してはる 

この言葉は、最も関東人にわかりにくいかもしれません。標準語で “おられる”?の意味だそうですが、関西のワイドショーを観ていたら、殺人犯に対してもレポーターのインタビューを受けた近所の人が“Aは、普段から  ○○してはる・・・”と言っていたのには違和感を抱きました。
いまだに、この“してはる”がどういう時に、どういう相手に対して使う言葉なのか理解できません。

アカン
一番、よく知られた関西弁でダメの意。大阪発行の朝日や 読売の記事の見出しにも“福井総裁アカン“等よく使われています。大阪警察の標語、“チカンアカン”は全国的にみても傑作ではないかと思います。

今年も残すところ、10日あまりですが、今年1年を関西弁で振り返ると
  
  大阪に来て、最初にメッチャ驚いたのは大阪の人が皆、エスカレーターを右に乗っていること。次が大阪の人が女性も含めて、ほんまに歩くのが早いこと。

また、歩きタバコをしてはる人が東京に比べてぎょうさんいるのでいらちな私はもう少しで“アカン”と言いそうになりました。

でも、大阪のひとは親切な人が多く、道に迷っている  とき見知らぬおばちゃんが親切に教えてくれた時は、“おおきに”とは言えず“ありがとうございます”と言いました。

大阪のイメージは、来る前は“ひったくり等犯罪が多くて危ないやんか”と思っていましたが、住んでみるとそんなことはありませんでした。

大阪で一番つらかったのは、夏が“メッチャ暑かったこと”これは、一倍、十倍暑がりの私にはほんまにつらかったです。
 
 年末年始の関西は、普段とは違った魅力があるようですので今からメッチャ楽しみにしています。
 
 
posted by NEKO4979 at 08:56| 大阪 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月13日

関東人の知らない関西TV事情

 関西では今、関西出身の元祖フェロモン女優の藤原紀香とやはり関西出身の吉本興業所属の若手タレントの陣内智則と結婚するということで、関西のスポーツ紙・TVワイドショーは盛り上がっています。

 私は藤原紀香の特にファンではないですが、私ぐらいの世代の男性では、根強い人気があるので、その動向には少しは注目していました。

 でも、それまで陣内智則というタレントは全く知りませんでしたので、むしろ結婚相手のほうに“一体誰”という感じで興味を持ちました。

 大阪の人によると、陣内智則関西ではかなりメジャーな存在とかで、陣内というと俳優の陣内孝則か元バトミントン選手でタレントの陣内貴美子しか知らなかった私にとって、ちょっとした驚きでした。

 このように関西では、ご当地タレントが結構多いのです。なにしろ、お笑いで上場を果たした吉本興業阪神タイガースといったタレント供給元があるため、人材に事欠かないのです。 もちろん、その多くは関西だけではなく、上沼美意子のように全国的に有名なタレント
もいますが、一方で、関西では知らない人がいないほどメジャーなのに、関東では全く無名というタレントも多くいます。

 まず、関西でメジャーといえば、サングラスがトレードマークの“やしきたかじん”でしょう。大阪に来る前は、名前だけは知っていましたが、“どこまでが苗字でどこからが名前なのだろう”(本名は家鋪 隆仁)というくらいの認識しかありませんでしたが、関西のTVでは、レギュラー番組をたくさん抱えて、放送禁止用語すれすれの過激な言動を繰り返しています。

 全国的なキャラクターで例えると“やしきたかじん”、”みのもんた“をもっと強面にして、性格を過激にしたといったところでしょうか。

 私が最も驚いたのは、約30年前、当時のヤマハ歌謡音楽祭でグランプリを受賞した大ヒット曲“夢想花”でデビューした円広志が、関西のバラエティー番組の欠かせない存在になっていることです。

 “夢想花”といっても、ピンと来なくても“飛んで飛んで飛んで飛んで・・・・・・・・・飛んで回って回って回るウー“という歌詞で”あああの歌覚えている“という人も多いでしょう。

 でも、その後特にヒット曲が出ず、いつのまにか表舞台から姿を消したので、関東では“あのひとは今”で常に名前があがる存在といっても過言ではありません。

 関西のTV番組で円広志を見た時、同姓同名の別の人物だと思ったくらいです。今では、TV番組だけではなく、高級ホテルでディナーショーを開くなど、超売れっ子のようです。

 関西のTVでは、みのもんたをはじめとした全国的なタレントが出演する番組も観られますし、関東では観られない吉本コメディーや関西限定のCMも放映されています。

 TV好き、特にバラエティー番組に関しては、関東より関西の視聴者のほうが関西限定番組から全国版の番組まで観ることができるので、恵まれているかもしれません。
posted by NEKO4979 at 08:32| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月01日

パスタの立ち食いを生み出した大阪の立ち食い文化

 大阪梅田なんばといった繁華街を歩いていると目に付くのは、串揚げをはじめとした立ち食いです。東京で立ち食いというと、せいぜい、そばやうどんといった麺類が通り相場ですが、大阪では、圧倒的に多い串揚げの他、寿司、カレーライス、オムライスと様々です。

 なぜ、大阪で立ち食いの数も種類も多いのかと思っていましたが、客側からみると@大阪人はそもそも気が短いので待たずに食べられる立ち食いを好むA立ち食いは、値段が安いので価格に敏感な大阪人に合う

 一方、店側からすると、@出店コストが安く済むA客の回転が速い といったところが立ち食いが多い理由のようです。

 要するに、客としての大阪人、出店する立場としての大阪人のどちらかみても、立ち食いは、大阪人経済合理性に適っているのです。

 そんな、大阪の立ち食い文化に新たな分野が加わりました。何と、パスタです。つい先日、梅田地下街とつながっている大阪駅前ビル地下にオープンしました。http://www.sankei.co.jp/news/061122/sha009.htm

 私は個人的にパスタという言葉があまり好きではなく、つい“スパゲティー”と言ってしまいます。女性が、“今日のランチ、パスタ食べた”というのなら様になりますが、私を含め男性が“今日、パスタにする?”というのは何となく様にならないですし、“パスタは食べにくい上に腹持ちが悪い”、“パスタよりラーメン”といった理由から男性はあまり、パスタを食べません。

 “パスタ”を立ち食いでというのは、いかにも大阪らしい発想ですが、他の立ち食いと異なるのはパスタが典型的な女性向けフードであることです。

 一般的に女性は、立ち食いを好まない傾向にあるので、いくらパスタが好きでも、立ち食いしてまで食べる女性が大阪にどれ位いるのか少々疑問です。

 ただ、大阪には東京と異なり、女性を含め“立ち食い習慣”が確立しているようです。

 東京では、立ち食いは“時間がない人のため”という位置づけで、“女性が立ち食いとははしたない”と見られがちなのに対し、大阪では立ち食いが日常生活の一部となっており、たこ焼をはじめとした立ち食いコーナーには東京と違い女性がいつも大勢います。

 大阪の女性は子供のころから立ち食いに親しんでいるせいか、おばちゃんから若い女性まで立ち食いを苦にしない?、気にしない?ようなので、”立ち食いパスタ”は意外と受けるかもしれません。

 

posted by NEKO4979 at 22:27| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

阪神百貨店 午後7時40分のバトル

 私は毎日、新大阪から地下鉄御堂筋線に乗り、梅田駅で降り、日本でも有数の地下街梅田地下街を通り抜け、東梅田駅まで300メートルほど歩いて地下鉄谷町線に乗り換えています。

 その通り道の真ん中あたりに阪神百貨店があるのですが、ここの地下食料品売り場(デパ地下)は、日経流通新聞等のデパ地下ランキングで、全国で常に上位にランクされるくらいの人気があります。

 ここの売り場の特長は、とにかく通路が広いので、どんなに混んでいても、デパ地下にありがちな“肩と肩がぶつかる”ということは通常の時間ではありません。

 阪神百貨店は、平日は8時半まで営業しているのですが、7時半を過ぎてくると、いつのまにか大阪のおばちゃんを中心とした客が増え、売り場によっては満員電車並みの混雑率になり、まさに“押し合いへし合い”状態になります。

 なぜ、7時半を過ぎると混んでくるかというと、営業時間終了まで1時間を切ると、一斉に値引きをしてくるからです。その値引きも半端ではありません。もちろん?私もその時間帯を狙って?行っていますが、中身の充実した弁当類や惣菜は200円、300円引きはザラ、閉店間際だと半額ということもあります。

 最も値引きがすごいのは、ヘンゼルという阪神百貨店オリジナルのパン屋です。大のパン好きの私も大変お世話?になっていますが、連日7時40分くらいになると、奥から男性の店員がプラカードを手にして出てきて“今から食パン・サンドイッチは半額、菓子パンは値段に関わらず全て105円”と声を張り上げます。

 すると、常連?とみられる客が、値引きの号令前までに買い占めておいた?とみられる?パンを山盛りにしたお盆を手に、まるで民族大移動をするかのようにレジを目指し、ゾロゾロと移動を開始します。

 最初、この安売り事情を知らずに7時半くらいにヘンゼルに行ったとき、“どうして、お店にお客さんがたくさんいるのに、レジの前には誰もいないのだろう”と思ったものです。
 7時半くらいだとレジの前に誰もいないのに、レジからほぼ一定の距離には、お盆の上に食パンや菓子パンをあふれんばかりに乗せている客が所狭しとひしめいています。

中には食パンばかり10斤と一体誰が食べるのだろうと思う位の無数の菓子パンをのせたお盆を何も置かれていない店の棚に置き、値引きの号令があるまで、一時待機しているツワモノも見受けられます。

  このように東京で言えば、銀座や丸の内に相当する大阪の中心、梅田阪神百貨店では、連日、食料品売り場で値引きをめぐる熱い戦いがくり広げられています。東京のデパートではそもそも体面上、あまり値引きはしないですし、値引きをしても、大阪のように値引きまでに買い占めて待機するようなツワモノはいません。

 東京人も、もちろん安く買いたいという欲望はありますが、大阪人のように買い占める?ほどの熱意?と値引き時間までとことん?粘る体力・気力?そして、周囲の目を全く気にしない?ずうずうしさ?はないようです。

posted by NEKO4979 at 20:59| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

関西人とノーベル賞

 今年のノーベル賞も、受賞者が全て決まりました。文学賞候補の村上春樹氏をはじめ、日本人の候補者は何人かいたようですが、残念ながら、2002年の小柴東大教授島津製作所田中氏以来の、日本人受賞はなりませんでした。

 ノーベル賞と言えば、戦後、京都大学教授湯川秀樹氏が物理学賞を受賞し、敗戦後の日本人に希望を与えたということはよく知られています。その後も、朝永振一郎氏、福井謙一氏京大関係者の受賞が多く、”なぜ東大ではなく京大なのか?”と話題になったものです。その要因として、”京大が東大に比べ自由闊達であるから”とか諸説入り乱れましたが、真相は謎です。

 私は、最近、気分転換を兼ねて、週末、京都に行くことが多いですが、京都に足を踏み入れた途端、なぜか時間の流れがゆったりするように感じます。京都の中心を流れる鴨川や、四方を山に囲まれていたりと東京に比べ風景が変化に富み、またちょっと歩けば名所に行きあたったりと退屈しません。

 私のような凡人でさえ、京都のこの風景を眺めているだけで”ふと良いアイデアが閃く”ことがあるので、京大の優秀な科学者であれば、ノーベル賞級の閃きなど日常茶飯事でしょう。もしかしたら、京大出身者のノーベル受賞者が多い理由は、この京都の風土にあるのかもしれません。

 京大以外の関西人ノーベル賞受賞者に、文学賞川端康成氏がいます。こちらに来て初めて知ったのですが、大阪の出身ということです。

 特に好きな作家ではないのですが、「伊豆の踊り子」や「雪国」は読んだことがあります。「雪国」”国境を越えるとそこは雪国であった夜の底が白くなった”という有名な一節がありますが、私はこの表現は”豪雪地帯の出身者ではなくては浮かばない表現”だと思っていたので、川端氏が”儲かりまっかの商都大阪”出身というのはとても意外でした。

 それにしても、週末に京都に行く度に感じるのは”大阪と京都が隣の県なのに人も光景もまるで外国のように異なることです。”

「雪国」風に表現すると、”商都大阪からJR新快速で30分ほど乗るとそこは千年の都、京都であった、人の歩く早さが遅くなった”といったところでしょうか。

 また、京都に行くと、なぜか大阪に比べ時間が経つのが遅く感じます。かの有名なアインシュタイン博士は、相対性理論ノーベル物理学賞を受賞しました。その相対性理論の一つに、”光の速さに近づくと時間の流れが遅くなる”というのがありますが、”大阪から京都に来ると時間の流れが遅くなる”ことを科学的に実証???できたらノーベル賞受賞間違いなし???でしょう。
 

 
posted by NEKO4979 at 09:13| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月28日

通天閣と東京タワー

 今日、10月28日は大阪のシンボル、通天閣が再建されて50年ということで、地元、大阪では、TVや新聞で特別番組や特集記事で賑わっています。
私もそうでしたが、大阪を良く知らない人でも、通天閣は知っているか、少なくとも耳にしたことはあるでしょう。

 私は、大阪に来てすぐ、通天閣に行きましたが、これだけ有名な建物なのだから、通天閣前など、通天閣にちなんだ駅名があるに違いないと思い込んでいたので、大阪の地図を眺めても、通天閣が一体どこにあるのかなかなかわかりませんでした。予想に反して、”通天閣前”という駅はなく、地下鉄堺筋線恵比須町という少々地味な駅が最寄駅でした。

 その恵比須町駅を降りると、徒歩3分くらいで通天閣なのですが、正直なところ思っていたより高くなく、また全体の印象もそびえたつという感じより、街の通りのど真ん中にまるで、木のようにように立っていると言う感じがしました。もっとも、行ったのが土曜の昼間だったので、ネオンが輝き始める夜に行けば、また印象が変わるのかもしれませんが。それに、大阪のシンボルなのに、なぜ松下電器シャープではなく日立のマークがついているのか不思議でしたが。

 高さ約100メートルと東京のシンボル?である、約300メートルの東京タワーよりだいぶスケールが小さいですが、東京タワーがそれ自体が1エリアのようになっているのに対し、通天閣は商店街に完全に溶け込んでいます。私は通天閣そのものより、通天閣周辺に”串揚げ屋”が異常に多いことに驚きました。本当、”串揚げ屋”だらけという感じ、一体何軒あるのか数えきれません。

 通天閣が先なのか、串揚げ屋が先なのか、通天閣串揚げ屋は何か関係があるのか? なぜ、”この周辺だけ、たこ焼屋ではなく、串揚げ屋が多いのか?”疑問はつきません。

 私は、揚げ物はあまり好きではないのですが、無数の串揚げ屋から立ち上る、食い気をそそる匂いに誘われ、午後3時という食事するのには中途半端な時間にも関わらず行列が絶えない、八重勝という店に入り、大阪に来て初めて”串揚げ”を食べました。

 ちくわの串揚げ等、関東ではまずみかけない、メニューもあったり驚きましたが、思ったより美味しくまた、キャベツ食べ放題というのが気に入りました。もちろん?ソースの二度付けはしませんでしたが・・・

 このように、通天閣は、串揚げ屋横丁ともいうべき場所にあるのです。その点、東京都港区神谷町というよく言えばオシャレ、悪く言えば気取っている街にある東京タワーと対照的です。通天閣串揚げ屋なら、東京タワーフレンチレストランといったところでしょうか。

 でも、通天閣東京タワーには共通点があります。どちらも、地元の人があまり行っていないことです。大阪の人に聞いたら、過半数の人が行っていませんでした。東京でも、東京タワーに行ったことのある人は半数以下でしょう。

 大阪は、地元意識が強い地域ということなので、通天閣には思い入れがあるのかと思っていたのですが、そうでもないようです。もしかしたら、”食い倒れの大阪”のことですから、通天閣に行く目的で来ても、串揚げ屋の匂いに誘われ、足がそちらに向いてしまうのかもしれません。 ”通天閣より串揚げ”といったところでしょうか。
 
posted by NEKO4979 at 10:01| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

本は読まない?大阪人

 大阪の通勤電車の車内風景は、関東人の多くが抱いている”車内で声高に関西弁が飛び交っている”というイメージと異なり、基本的には関東と変わりません。もし、隠しカメラで大阪の電車の車内と関東の鉄道の車内を映して、第三者に見せて、”どちらが大阪でどちらが東京の電車か”と尋ねても判別がつかないでしょう。

 ただ、決定的に違うことが一つだけあります。それは、大阪の電車では、車内で本や雑誌を読む人が極端に少ないことです。

 東京の電車だと、JR山手線地下鉄銀座線等、混雑率200%超とはっきり言って、貨物料金が相応しい混み方なのに関わらず、つり革に必死につかまり、空いた片手で新聞を器用に4つ折りして、まるで一字も逃さないと言わんばかりの形相で新聞を読んでいる人や、身長(178センチ)の私の真下で開かれているビジネス誌が私にも読まれていることに気づかない人、ファッション誌を読むというより、穴が空くぐらい眺めている若い女性等様々です。

 それに対して大阪では、電車の車内で本屋や雑誌を読む人は、数えるくらいしかいません。本はともかく、日経週刊文春といった人気雑誌さえ、読む人がいないのです。大阪の電車もラッシュアワーはそれなりに混雑しますが、東京ほどは混みませんし、座れる率も高いです。そういう意味では、大阪の方が東京より”車内の読書環境”がはるかに恵まれているにも関わらず、立っても座っても、本はあまり読まないのです。

 最初、私は”大阪は東京より通勤時間が短いから、本を読まないのではないか”という”仮説”を立てました。実際、私の職場でも通勤時間が30分前後が大半で、中には電車で10分、徒歩10分という人も居て、平均1時間弱、中には1時間半という東京と比べ、通勤時間は、だいたい半分くらいという感じです。

 私も新大阪から御堂筋線に乗り、梅田駅谷町線に乗り換えますが、乗車時間はそれぞれ、10分くらいなので、新聞だと一面を読み終えるかどうかといううちに目的地に到着してしまいます。通勤時間が短いほうが、特に慌しい朝、ゆっくりできるので気に入っていますが、その代償として読書時間が減ってしまいました。

 そんなことで、”大阪人は通勤時間が短いから本・雑誌を読まない”のだと思っていましたが、京都・大阪・神戸を結ぶ、JR西日本神戸線・京都線阪急梅田から京都・河原町といった中距離電車に乗っても、車内風景は、短距離がメインの通勤電車と変わりありませんでした。

 面白いのは、数少ない”車内読者”の大半はなぜか文庫本を読んでいて、単行本を読む人はほとんど居ないことです。
 もしかしたら、値段には敏感な大阪人のことですから、以前から読みたかった単行本が値段の安い文庫本になるまで何年も我慢していたのかもしれまぜん。

 実際、総務省発行の家計調査年報によれば、1月あたりの大阪の書籍代は東京の書籍代より2000円弱少なくなっています。幾つかの本は、この数字を引き合いに”だから大阪人は東京人より本を読まない”と決め付けていますが実態は違うようです。

 大阪では、東京と異なり、自分が購入した本や雑誌を職場や学校で回し読みする習慣があるようですし、それに”座り読み”で有名な関西発祥の大手書店”ジュンク堂”東京よりはるかに沢山あります。私も、”ジュンク堂”には良く行きますが、いつ行っても、座り読み用の座席は満席、中にはまるで指定席のように毎度、同じ席に座っている”ずうずうしい?熱心な?読書人”を見かけます。

 このように、決して大阪人本を読まないわけではないのです。正確に言うと、”本は買わない”のです。

posted by NEKO4979 at 09:56| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

阪神人気の凄まじさ

 プロ野球、セリーグは、終盤、阪神が驚異的な勝率で中日を追い上げたものの一歩及ばず、2位に終わりました。

 大阪に住んでみて、改めて阪神大阪での人気の凄まじさを感じさせられました。スポーツ紙の一面が、阪神だらけというのは以前から知っていましたが、一番驚いたのは、阪神の試合結果やチームの状況がNHKの関西地方向けローカルニュースでほぼ連日、取り上げられることです。

 関東NHKでは、関西に比べチーム数が多いということもあるのかもしれませんが、巨人・ロッテ等、関東の特定の球団に関するニュースが流れることはありませんし、巨人の親会社系列の日本テレビでさえ、ローカルニュースで、巨人のことがニュースになることはありません。

 先日、大阪梅田地下街の大型TVに沢山の人が、画面に一心不乱に見入っているので、”今日、日本代表のサッカーの試合でもあったのかな”と思って覗き込むと阪神の試合中継でした。 もし、東京で大型TVで巨人中継を流したとしても、ほとんど誰も足を止めないでしょう。

 私は、王・長島の巨人阪神だと江夏ー田淵の黄金バッテリーを知る世代の関東に多い野球=巨人派ですが、最近ではプロ野球に対する興味も薄れ、試合結果をチェックする程度です。

 関東では、全体的に巨人の低迷ということもあって、巨人戦のTVの視聴率もとうとう一桁台に低下、満員が当たり前だった東京ドームも気の毒なくらい客が入りません。それに対して、中日の優勝が決定した後にも関わらず、甲子園を超満員にできる阪神の観客動員力には驚かされます。

 阪神ー中日の首位決戦があった日、10時前に梅田地下街を歩いていた時、”真黄色の阪神のユニフォーム姿の一団”と酒場帰りとおぼしき”おっさんの集団”がすれ違った時、”おっさんの集団”がユニフォームの一団に向かって”今日、勝ったな”と声をかけ、するとユニフォームの一団が”ウオー”とメガホンを叩きながら呼応していました。阪神の人気もさることながら、このような阪神ファンの連帯意識の強さも関東ではみられないものです。

 ただ、私は今年から大阪に来たので、最下位が指定席だった"ダメ虎”時代の大阪阪神ファンの状況を知りません。

 もしかしたら、”ダメ虎”時代には、今の東京みたいに”シラー”としていたのでしょうか。でも、試合に勝ちだすと急に”巨人ファン”がどこからともなく増殖する東京に比べ、大阪は強かろうが弱かろうが阪神を応援する熱狂的なファンとその風土に支えられているので、甲子園に閑古鳥が鳴くことはないような気がします。
 
posted by NEKO4979 at 10:05| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月30日

阪神と阪急合併してどうなる?

 ちょうど1年前、村上ファンドによる阪神の買収に端を発した、一連の阪神買収合戦は、明日10月1日に両社が経営統合することで、一応の幕となりますが、地元関西ではむしろこれからどうなるかで興味深々といったところです。

 よく言われるように企業のカラーが阪急”都会派・高級”と言うイメージなのに対し阪神”庶民派”とされていますが、その実態は関東における私鉄ほど差がないように感じます。

 関東だと、新宿・渋谷といった東京西部神奈川を地盤とする東急小田急”都会的”とされ、対して浅草・上野を起点として東京東部千葉・埼玉を地盤とする東武や京成”庶民派”というイメージが一般的です。

 関東では、関西の鉄道よりJRや地下鉄との相互乗り入れが活発なため、自宅が庶民派東武沿線で、目的地が都会派東急沿線という人も結構います。東武に乗って、東急の沿線までずっと乗っていると本当に乗客の顔つきや車内の様相はまるで違ってきます。

 京成東武では、女性客だとまいかけ姿の下町のおばちゃんが乗ってきたり、泣き止まない他人の赤ん坊をあやす女性がいたりと賑やかです。
男性客は、寅さんの本拠地柴又を通ることもあり、寅さん風の男性がスポーツ新聞や競馬新聞を読む姿をよく目にします。
 また、雨の日は長靴や雨合羽でも安心して乗ることができます。

 対して、東急小田急は男性の乗客だと児玉清風のエリートビジネスマンが眉間に皺を寄せて、日経朝日または英字紙を読むというのが代表的なイメージです。女性客は、下町のおばちゃんと年齢層は同じでも、”おばちゃん”という感じのひとは少なく、どこか気取った”山の手マダム”と言う感じ、車内はあくまでも静かで、大きな声をだすのも憚れるような雰囲気。

 実際、小田急は、車内放送でテープで広告を流していましたが、乗客から聞きたくもない広告を一方的に聞かされて不快だとして裁判沙汰になったこともあります。
 雨の日に長靴を履いて乗ったら車内の冷たい視線を一斉に浴びることは必至?です。雨合羽は論外です。

 関西の人が、よく”東京の人は冷たい”ということを言いますが、東急・小田急沿線については的を得ているかもしれません。

 阪神阪急については、私はどちらも何回も乗りましたが、関東の私鉄に比べて客層や車内の雰囲気はそれほど差はないように感じます。

 阪神は庶民派といわれていますが、沿線に全国的に名が知れた高級住宅街の”芦屋”を通りますし、グループ内のホテル”リッツカールトン”は高級ホテルの範疇で、関東の庶民派の代表格京成のグループ内のホテル”じゅらく”がその名前の通り?リーズナブルな?価格で庶民の心を捉えている?のとだいぶ様相が異なります。

 そうはいってもやはり阪神の方がタイガースのユニホーム姿の熱狂的なファンが大挙して乗り込んでくるなど賑やかで、関東の庶民派私鉄に似た雰囲気です。

 阪急は、沿線に宝塚があるせいか”この人、タカラジェンヌ”という感じの目が覚めるような美人が多く、やはりどこか都会的です。阪急電車にタイガースのユニフォーム姿の乗客はみかけたことはありませんが、合併しても車内の雰囲気に似合わないような気がします。

 明日からの経営統合に備えて、阪急沿線の駅で阪神タイガースのファンクラブ募集のポスターを貼ったり、阪急・阪神両社共通の記念切符を発売するなど色々動きが出てきていますが、私が最も興味があるのが阪神百貨店阪急百貨店の行方です。

 食料品が強い阪神に対して、衣料品・高級品が強い阪急と全くカラーが異なります。それを反映してか、両店の客層、特に女性客は阪神”大阪のおばちゃん”が圧倒的に多いのに対して、阪急”大阪の若くて都会的な女性”が主流です。
 そのためか、私が良く行く阪神の食料品売り場では、阪急の買い物袋を持った女性はあまり見かけません。
  
 デパートは”女性の城”と言われますが、例えば阪神”大阪のおばちゃん”をターゲットにして、阪急”タカラジェンヌ風の都会的な若い女性”をターゲットにするというように阪急阪神が協力すれば大阪のどんなタイプの女性も客にすることが出来るかもしれません。

 もし、阪神百貨店”大阪のおばちゃん”にターゲットを絞ったら、一体どんな売り場になるんでしょうか、衣料品売り場はやはり豹柄が必須アイテムになるのでしょうか。今から、どうなるのか楽しみです。

 
 

 




 



 



 
posted by NEKO4979 at 09:57| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

なぜ少ない関西出身の首相

 安部晋三氏が、事前の予想通り、自民党総裁に選出されましたが、今回の選挙ほどつまらない選挙はなかったのではないでしょうか。
 候補者が3人ともどんぐりの背比べで、演説を聞いていても全く耳に残りませんでした。選出された安部氏が他の2氏に比べて特に政治能力が優れているとは思えません。やはり、来年の参院選挙に勝てそうな候補は誰かという基準で選ばれたのでしょう。

 安部氏は、26日に第88代の首相に就任しますが、山口県では8人目の首相ということで盛り上がっているようです。

 過去の首相の出身地を調べてみると、関西出身の首相が過去8人(関東は13人)と少ないのが目につきます。戦後に限定すると、関東小泉首相を含め8人に対し、関西出身は”3本指”でわずか2ヶ月あまりで辞任した宇野首相(滋賀出身)だけです。
 人口約2000万人の関西にしては、少なすぎると思うのですが、関西の選挙事情をみると当然の結果といえるかもしれません。

 首相になるためには、現状では自民党衆議院議員になることが第1ステップですが、関西特に大票田である大阪・京都自民党が弱いのです。

 大阪の衆院選挙は、小選挙区制になっても自民空白区ができるなど、自民党は選挙のたびに苦戦を強いられています。また、京都は中選挙区時代に共産党が複数当選したことがあるなど、伝統的に共産党が強く、自民党大阪と同じように弱いのです。

 関東に目を転じると、東京・神奈川民主党自民党がほぼ互角ですが、
大阪・京都ほど自民党が弱いわけではありません。

 関東には千葉南部・茨城・栃木・群馬といった全国有数の保守王国があるため、関東全体では自民党が圧倒的に強いのです。
 特に、群馬自民党が強く、中選挙区時代の旧群馬3区からは福田・中曽根・小渕首相を3人も輩出しました。

 大阪・京都自民党が弱い要因は良く言われるように反権力・反中央の風土にあると思います。

 大阪は、伝統的に”民都”という意識が強く、中央・公権力を嫌う傾向があるようです。実際、大阪の選挙結果をみると、官僚出身の候補者は苦戦する一方、吉本出身の候補者が断トツで当選しています。他の地域では強みとなる”中央との結びつき”大阪ではマイナスにしかならないため、自民党が選挙の度に苦戦しているようです。

 京都は、同じ反中央でも、大阪と異なりそもそも”東京を日本の中心を認めていない”という意識が強いようです。衆院選挙と同時に行われる最高裁判所判事の信認について、京都沖縄と並んで×をつける人が多く、大阪とは違ったスタンスで、反中央の風土があるため、自民党がなかなか勝てないようです。

 個人的には、関西出身の首相だったら何か違うことをやりそうで面白いのではないかと思っています。

 でも、関西人”別に首相なんか誰がやっても同じ、どこの出身かどうかどうでもええわ”とでも思っているのかもしれません。 
 

 


posted by NEKO4979 at 10:20| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。